2010年3月29日月曜日

 私はエンジニアでした。

物事を客観的に、事実にだけ関心を持つように、教育されました。

世間や人の世は、だましや、嘘がつき物です。

エネルギーや、ICの回路をだます訳にはいきません。

しかしです、そういった、物理で創られた物は、結局

商売として人の手に渡り、支払いや保障など、法律に縛られます。

この年になって、やっと技術商売というものが分かりかけてきました。


そこで、本題に入ります。

けっこう長い間、上記のような、論理と非論理の世界に挟まれ、胃があまり強くありません。

若いころ、潰瘍にかかり、その後、タバコや酒で、キリキリ痛みをだまし、だまし生きてきました。

正直サクロンには、15年間ほど、困ったら空腹時、夜中の3時とか、それも二袋とか、助かりました。

こんな胃と30年付き合うと、これ以上無理できないなと、センサーとして重宝しています。


そんな私ですが、ある日の午後、会社からの帰り道、

あることに気がつきました。

ちょうど例えると、全てが、うまくいかないと感じている時でした。

具体的に、何がどうわるい、とか言うことではなくて、自分のエゴがそう感じさせてくれるのです。

家から駅までの、12分の徒歩の道すがら、2分前に家を出て、

ゆっくり、例え方が変ですが、すこし千鳥足で歩くと、・・・驚きです。

胃センサーがてきめんに、楽信号を出してきたのです。

ついでに、試してみようと思い、家庭のこと、お金のこと、仕事、趣味、天気、花

一切合切、これでいいんだ、と感じてみました。すると、体が少し浮いている感じがします。


これまでの人生、考えることは多かったです。

でも、 感じる ことは、ことのほか少なかったような。

5%を時間の消費税として払うと、体が浮いている 感じ を手に入れることが出来ます。


もうすぐ文末です。少しだけ詳しく描くと、

千鳥足のとき、時間は余裕目だからOK、周りの空気、風、日差し、音、におい、

あなたの帰りを待っているであろう家族(逆らってばかりの息子とか)、

あるいは、出勤時は会社の同僚、仕事の内容、

一切合切を 感じる に溶かしてしまいましょう。

論理的なつながりの糸を、目の前の空気に溶かしてしまいましょう。

全てを受け入れてみましょう。 全てです。 空気も、飛行機も、宇宙でさえも・・・


受け入れがうまくいくと、あなたが、あなたのエゴが、

いかにまやかしの、もろい、論理の虚構を作り上げていたのか、に気づくと思います。

受け入れとは、そのエゴを空気に溶かすことを意味します。

無理にエゴを否定すると、また虚構を作る無駄に陥ります、気をつけてくださいね。

エゴも空気の一部として、そして、受け入れてください。

エゴが弱まると、不思議とあなたを受け入れてくれる人が、増えます。

増えるはずです。直ぐにではないかもしれませんが・・・



そしたら、あなたの後ろにある空気があなたを、少しだけですが支えて、持ち上げてくれます。

いつか、いつの日にか、あなたの人格でさえも、空気に溶けていく感じがしたら・・・


宗教を持ち出して、心苦しいのですが、

イブのりんご、パンドラの箱、打たれた後の残りの頬でさえ、痛みを感じなくなるとすれば・・・


仏教で例えると、

煩悩(エネルギー)と因果(時間)は、生きている限り無くなりませんが、

弱めることはできそうです。


5%の時間の納税者であるあなたは、たぶん、勝利を手にするでしょう。

たぶん、負けることはあっても、次は勝ちます。

勝負のときは必ず、

必ず、5分か10分でいいです、 受け入れ歩き を用意してください。

自然(周りの構造の全て)と全て(思考に関連する事全て)を受け入れて歩く

勝負の前のイメトレには、これ以上のものはありません。


論理的に前しか見ないと(科学的予測行動など)、前にある空気が抵抗となり、疲れます。

後ろの空気が体を押してくれると 感じる だけで、前の抵抗は半減します。


いつか、きっと、あなたが、前を歩く人の、後ろの空気になってあげられたら・・・

もっと、ス・テ・キ